季節もすっかり秋の入口、暑くもなく寒くもなく秋の風が吹く「遅れてきた青春」からスタート。久しぶりのSPC、お客さんもヒューヒュー調子に乗せてくれて嬉しい。「baby driver」から「アップダイク追記」デビュー当時の曲と最新アルバムの曲を交互に時空を行き来する楽しさ。この日大活躍することになる堀越メンバーが歌う「お別れの手紙」から「train song」の流れ、組曲のように。


堀越ギターでの編成で今回初トライは「オレンジ〜真実」。この曲はもともともう一人のギタリストがフレーズを弾く曲だったのを僕が猛練習してなんとかライブで演奏できるようになった曲なのだけど、そのリフを堀越が担当することに。僕は歌とコードストロークに専念できて、いつもよりゆとりが。「真実パート」からはギターを背負ったままシンセに向かう姿もかっこよかった。「星に輪ゴムを」「手と手、影と影」はリリースから20年となった『ripple』からあの頃より熱い気持ちで。
「余韻」から始まる新曲群ももうすっかりセットリストにも体にも馴染んできました。「レモンティーと手紙」から再び2ギターシフト、「houston」で爆発して「明日は今日と同じ未来」で芳醇な音の重なり。僕のソロ作から「最後のお願い」をバンドでセッション。ソロのバンドとも弾き語りとも違う風合いの差が面白い。久しぶりに「名前のない歌」をバンドで。僕が40歳になるときに書いた歌だが、この曲もしっかり録音してみたい。いつまで経っても軽音サークルの部室みたいな雰囲気になるバンドで同窓会の歌を演奏するのも気恥ずかしいが「ブックエンドのテーマ」を歌っていると思い出す顔がいくつもある。


アンコールは堀越ギターで「饒舌スタッカート」。この曲はホンキートンクピアノを高速で演奏するというコンセプトの曲だったはずがなぜこうなったか。こんな未来を2001年には想像しなかった。最後は光の雨が降るなかで「雨の夜と月の光」客席みんな立って弾んでもりあがってくれて本当にありがとう。この景色はいつもご褒美だなと感じます。GOMES THE HITMANは吉祥寺から次は群馬県高崎のSLOW TIME cafeへ。年末は12月23日に下北沢440でクリスマスライブをやります。


