学生の頃に擦り切れるほど聴いたニュージーランドのバンドDead Famous Peopleの1989年作『Arriving Late In Torn and Filthy Jeans』、そのアナログ盤をふらっと立ち寄った中古レコード屋で不意に見つけて「わっ」と小さく声が出た(レコードが 存在すると思ってなかったから)。このEPのなかに「
Postcard from Paradise」という歌が入ってて、それは死んでしまった娘が両親に向けて出したポストカード、「天国に来て一週間になるけどお母さんお父さんお元気ですか?」と始まる。「ここは楽園っていうけど、さみしくて家から遠いよ/マリリン・モンローもジェームス・ディーンもいないみたい/知り合いでもいれば気晴らしができていいのに/天使たちがラッパを吹いてばかりでうんざりするわ」と歌われる。いつ聴いても切なくなるけれど、とてもメランコリックなずっと大好きな歌。
そもそもバンド名が“もう亡くなった有名な人々”だから死を匂わせるのか、逆に生を感じさせる気もする。ちょっとサニーデイ・サービスの「あじさい」を彷彿とさせるこの曲はLA-DI-DAからリリースされたアルバムには少し歌い節と歌詞が変わった再録音バージョンが収められているけれど、個人的にはUTILITYから出た盤に収録のこのテイクのほうが好き。
魂は自由だからいつでも帰ってくればいい。一番好きな場所に。そんなふうに思いながらお盆の朝に「Postcard from Paradise」を聴いた。母親の誕生日でもある今日に。

Posted by monolog at 17:04│
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