
2013年以来2ヶ月に一回のペースで回を重ねてきた下北沢leteでの弾き語りライブ。2016年最後の公演はすべて来場の皆さんからのリクエスト曲で構成したセットリストになりました。これがうまくストーリーができて、自分では思いつかないような流れの充実した内容になりました。僕自身がとても楽しめたライブでした。leteでのライブは初回から最新回まですべて満員御礼、小さな会場ですがいつも新しいことが起こります。
『home sweet home』収録の「sweet home comfort」からスタートしたライブ。「ただいま・おかえり」というリフレインが心地よく響くのはこの会場がHOMEになっているからでしょうか。「ONE」も久しぶりに歌った。「ライブで聴いたことがないので」という理由でリクエストしてくれた人も多かったが、こうやって昔の歌を箪笥から出して風にさらすことができるのは嬉しいこと。最新作から「セレナーデ」、GTHメジャーデビューミニアルバムから「夕暮れ田舎町」と新旧がいいバランス。ちょっと変わり種のリクエストはイギリスのバンドTHE CUREの「Friday I'm in Love」、この日が金曜日の夜だからという理由でした。ずっと好きな歌でしたが歌ったのは初めて。金曜日の歌に続くのが「saturday song」というよくできた流れ!


スピッツの「猫になりたい」を歌うのは今年で3度目か?「情熱スタンダード」「ポチの子守唄」と猫との暮らしが作らせた歌が続きます。フィッシュマンズのカバーリクエストがふたつもあったのが面白かった。「感謝(驚)」は大学時代にGOMES THE FISHMANというコピーバンドをやったときから歌い慣れた曲。「MELODY」という曲から僕はよく「光と埃」というフレーズを借ります。フリッパーズ・ギターの「恋のマシンガン」のリクエストには正直びっくりしました。散々しかめ面でやりたくなさそうにしておいて、軽快に高らかに歌い上げるという、プレイ。この日一番楽しい演奏だったかもしれません。もう2回目はないかもしれないな。
「手と手、影と影」はいつ歌っても背筋がぴっと伸びる曲。「第2の人生」にもリクエストをありがとう。本編最後を最新作から「calendar song」で締めくくり、アンコールでは「coffee」、大学生の頃に書いた古い歌だが、僕はずっとコーヒーが好きなのだということを再確認。見事にばらけたリクエストのなかにあって一番票数を集めたのが「あさってくらいの未来」。このリクエスト結果を見てから僕はライブでこの曲をなるべく歌うようにしようと思った。最後は久しぶりに演奏した「SING A SONG」。かつては毎度ライブを盛り上げてくれた曲。やっぱりみんなで手を叩くのは楽しい。「ハンドクラップを3回」のやりとりができる人が少なかったのが隔世の感、最後にしつこくハンドクラップを3回鳴らして終演。
とても楽しい、記憶に残る小箱のなかの音楽会でした。次回は来年2月、男性限定での夜の科学 in 下北沢を予定しています。