2016年11月30日

まちねのわだち6(2016年11月20日 都電荒川線 王子駅-早稲田駅-三ノ輪橋駅)【ライブ後記】



もう随分昔のことのように思える都電荒川線貸し切りライブ、まだ一週間と少ししか経っていないのですね。僕にとっては2度目の東京の街を走る路面電車のなかでの非日常の時間。今回は近藤研二さんとのデュオで楽しくならないわけがないと思っていましたが、本当に楽しいあっという間の一日でした。朝早く出発して三ノ輪橋駅まで向かい機材を電車に積み込みます。三ノ輪橋から王子駅までの30分弱の間にセッティングとリハーサルでみんな汗だく。王子駅で電車はあっという間に満員電車になりました。

P1020586

P1020594

「太陽と満月」で肩慣らしをしたあとで、僕が通った東京外国語大学があった西ヶ原四丁目あたりで「スミス」を演奏。まさに23年前にこの場所で作った歌でした。土曜日だったので「saturday song」を「電車で早稲田まで出かけようぜ」と替え歌にしたり、「猫町オーケストラ」で線路沿いに野良猫の姿を探したり、やはりいつもとは全然違う環境でのライブは一期一会の体験だなあと思いました。限られた人数でのイベントだったのでチケットを入手できなかった方も多かったと思いますが、またいつかやりたいな。

明治通りと並走する鬼子母神あたりは二十歳を過ぎた頃の僕がとぼとぼと歩いた散歩コース。その頃のことを歌った「レモンひときれ」という古い歌を。近藤さんはギター独奏で「Old Rocking Chair」、揺れる電車と同調する曲だった。近藤さんが手がけたEテレ0655楽曲から「電車がきます」「小石川植物園に行ってきました」という荒川線沿線に良く似合う歌のあたりで早稲田を折り返し。この日はGTHの「雨の夜と月の光」で近藤さんにギターを添えてもらってとても新鮮でした。僕が書いた路面電車が登場するこの歌は東京に対する様々な感情が詰め込まれていました。

とにかく、90分があっという間に過ぎて、王子駅も通り過ぎて、電車は再び出発地点の三ノ輪橋駅へ。最後はギターをプラグから抜いて生音で電車内を練り歩き「太陽と満月」をもう一度演奏。都電荒川線、特に鬼子母神駅から西ケ原四丁目というのは自分にとっての20数年前の東京の始まりの風景で、そんな景色のなかで、歌を奏でられたことが本当に嬉しく、楽しかった。このイベントは分単位で綿密な計画を立てて時間通りに行わないと成立しない。そんな大変な準備作業を一生懸命頑張ってくれたまちねのわだちスタッフに大きな感謝を。ご乗車の皆さまにも「ありがとうございます」と車掌風な独特なイントネーションで伝えたい。

P1020569




Posted by monolog at 09:53│Comments(1)│TrackBack(0) │

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
いつもライブ後記を楽しみにしています。最後の、車掌風〜、思わずクスリとしてしまいました。言い回し、抑揚をそんな風に表現するなんて。
わたしの住む県の豊橋にも路面電車が走っています。(2355でご存知でしょうが。)冬になると、貸し切りで「おでん車」になるんです。(夏はビール車)いつかそんな中でもやって欲しいなあと、妄想。
Posted by ミューミュー at 2016年11月30日 10:13