

とにかく走っていて気持ちのいい新しい道路、新鮮な風景、そしてなにより長居してしまう真新しいサービスエリア。これは初めて静岡を長いと感じないドライブ旅でした。先を急ぐ旅だったのでSAは駿河湾沼津だけに寄ったのだけど、どこかのアウトレットモールかと見紛うような感じ。フードコートも選択肢はよりどりみどり、車移動の旅人への恩恵。ビューポイントが設置してあってきれいな景色を眺めることもできました。
ツアー皮切りの名古屋モノコトでは久しぶりのライブ。金曜日の夜ということで20時開演と遅いスタートのため会場入りも夕方遅く。いつもは土日にバタバタと来ることの多かった街だけど、今までと違うシーンを目撃したような感覚もあり、行ってみたいと思っていた「Greatest Hits」というレコード屋にも初めて立ち寄れた(いいレコ屋だった!)。
久々のライブは「どこへ向かうか知らないなら」から始まり、リクエストに応えて「milk moon canyon」を“ボブ・ディラン風に”歌う。セットリストの洋服ダンスから引っ張りだしたばかりの「雨に負け風に負け」の気だるい感じも週末の夜に似合っていたように思います。「home sweet home」はこないだ巣巣で安宅浩司くんがカバーしてくれたバージョンを忠実に僕がコピー、カバーのカバーという入れ子状の形にして12弦ギターで演奏しました。思えばモノコトのことを紹介してくれたのは安宅くんでした。


名古屋までの道で僕は『cobblestone』までを聴き終えいろんなことを考えました。この日モノコトでは恒例の「Tシャツ展」をやっていたので、歌詞のなかに“Tシャツ”が出てくる歌を歌おうと聞き耳を立て、この日は「何もない人」をギタレレで。10数年前この歌を書いたときに「嗚呼、初めて本当に良い曲というのを書けた!」と興奮したことをいつもこの季節になると思い出す。
気づけばあっという間の2時間。この日から販売することになった新しいTシャツについての講釈をうまくまとめることができた。思いを込めて作ったTシャツだと伝わっただろうか。僕同様に猫と暮らすモノコト店主のTACOさんと話していたら、お互いの猫が同じ病気で同じ療養食を食べていることがわかり「あのフードめっちゃ高いですよねえ!」と苦労をわかりあえて、嬉しかった。いつも手伝いに来てくれるイノちゃんも猫を飼っているのでライブ以外の時間はずっと猫の話。そういうツアー初日、名古屋の夜でした。ご来場いただいた皆さんに感謝。

