この日の内容についてゆうさくくんとは事前打ち合わせや練習の時間はなく(彼は沖縄なのでね)、LINEで端的なやりとりをしたくらいで本番当日を迎えて、それでも「大丈夫なのかな、これ」とかそういうことは全然思わなくて、いろんなことがうまくいって楽しくなる予感しかなかったのは不思議。大丈夫、というキーワードがライブ中に何度か出てきたけれど、そう「大丈夫、大丈夫」と思っているうちに開演時間に。

ゆうさくくんのステージは今回も意欲的で素晴らしかった。沖縄の歌は良い意味で予想外の激しさ楽しさがあった。僕の歌に「道化師」が出てくる曲があるからゆうさくくんも「案山子」が出てくる歌を歌いなよ、と僕がなんとなく深い考えもなく送ったエディ・リーダーの「Scarecraw(=かかし)」に日本語詞をつけてくるとはこれも予想外で、「Oh scarecrow wherever you go」という歌い出しに「おはよう/どこいくの?」と韻を踏むセンスがいいね!と思いました。エディ・リーダーはフェアグラウンド・アトラクションのボーカリスト、とてもいい曲なので興味のある方は検索して聴いてみてください。
僕がむぎちゃんやゆうさくくんと共演するときはソロ楽曲が多い傾向があったのでこの日はあえてGOMES THE HITMANの曲を冒頭2曲「星に輪ゴムを」と「手と手、影と影」、そしてエレキギター弾き語りで演奏するのが楽しい「三日月のフープ」とライブハウスの“LIVE”な響きを楽しみました。そして早速ゆうさくくんを呼び込んで僕はエレキからギタレレに持ち替えて「ニャンとなるSONG」、これも前日に急に決めた選曲、音源より1音キーを下げた少し落ち着いた(ギタレレ伴奏で少し頼りない)「ニャンとなるSONG」になりました。そのままギタレレで「光の葡萄」、この大きな曲(だと自分では思っている曲)をポロポロとナイロン弦で弾き語るのも新鮮でした。


バックトラックとともに演奏した「最後のお願い」、いつもみんなが歌うラララで感動してしまう「日向の猫」、そしてどんどん歌声が大きくなっていく「my favorite things」、客席に見えるたくさんの顔がニコニコしてて良い眺めでした。再びゆうさくくんを呼び込み、ステージ上手にあるドラムへ誘う。今回せっかくのライブハウスなのでギターとドラムでのセッションがやりたかったのです。やるなら難しい曲のほうが燃えるなと思ってGOMES THE HITMAN「笑う人」、難しいことに加えて、道化師=CROWN=ピエロがいつも笑っているからという理由で選曲しました。夢から覚めて笑う人。そして“道化師”が歌詞に登場する「歓びの歌」もゆうさくくんがドラムとコーラス。ほとんどぶっつけ本番だったので相手の声をモニタースピーカーに返す余裕もなかったのだけど、配信を観てみたら彼のドラムもコーラスも素晴らしくてちょっと感動してしまった(ぜひ皆さんも配信アーカイブご覧ください)。このチャレンジ、やってよかった。
むぎの「天国かもしれない」は音源には入ってないかもしれない自分流のコーラスを重ねるのが好き。この曲を聴くといつでもむぎと出会った2017年のフジロックの風景を思い出します。最後は「lucky star」を皆さんの手拍子とともに。やっぱりハーモニーの響き合いが気持ちよくて、もっと歌っていたいなと思う。ダブルアンコールの拍手がやみませんでしたが、腹八分目でまたやりたいなっていうくらいがいいのかもね。またやりましょうね。
配信アーカイブを1月18日までご覧いただけます。ご来場叶わなかった方、もう一度時間を巻き戻して観たい方、ぜひこちらからご視聴ください。

