外は寒いけれど満員の会場はあたたかい。オープニングは「new sensation」、歌いたい歌なんてそんなにない、と嘯いて始まります。この日は冬の歌をたくさん歌いたい夜でした。「夜に静かな独り言」はバックトラックを伴奏に。「レモンひときれ」「北風オーケストラ」「シネマ」とGOMES THE HITMAN冬の歌シリーズが続く。

門外不出のマル秘MCのあと、エレキギターに持ち替えて「ストロボ」、四半世紀前1999年1月最初のメジャーリリース盤から。「三日月のフープ」「ONE」とソロ1st『pilgrim』から。このアルバムは今年リリースから15年となります。「明日は今日と同じ未来」はシングルリリースから今年で20年。また今年も振り返れば切りの良い数字がたくさん。映画『PERFECT DAYS』の話をしてから「毎日のポートフォリオ」(お客さんのなかにこの映画を観た人が想像以上にたくさんいたのでびっくりしました)。「音楽は魔法?」も前回秋のステージに続いて鳴らしてみました。
リクエストコーナーはまず「新世界のジオラマ」、東日本大震災のあとで書き上げた歌のひとつですが、元日の大きな地震から続く困難な状況下で、この歌のような陽気なメロディが誰かの心を押し上げるのなら本望です。「ひそやかな魔法」も僕にとっては2011年3月を想起させる歌。誰かがリクエストしてくれたので久しぶりに歌うことができた。「小さな巣をつくるように暮らすこと」は僕も歌いたかったしリクエストも多くて、みんな同じような気持ちなんだろうなって思った。


最後の「セラヴィとレリビー」まで2時間のたっぷりしたライブ。とても気持ちよく歌えました。あと1時間くらい歌えたかもしれない。やっぱりレテは現在位置再確認の場所だなあと思った。次回は3月3日に。今年もどうぞよろしくお願いします。また下北沢レテの親密な空間でお会いしましょう。