GOMES THE HITMAN『memori』感想コメント from 橋本徹(SUBURBIA)
1990年代、FREE SOULというコンピレーション作品群はそれまで知り得なかった1970年代のスイートで心弾むような音楽との出会いのきっかけでした。食欲旺盛な当時の若きバンドマン(僕らみたいな)は収録時間いっぱいに詰め込まれた素敵な歌や演奏に憧れ、模倣したり咀嚼したりしたものです。選曲家の橋本徹さんがなんらかのきっかけでGOMES THE HITMAN1999年の「雨の夜と月の光」を“発見”してくれたときに僕は素直にとても嬉しかった。これまで2度電話で話をして、今年はきっとどこかでお会いできるだろうなと思っています。橋本さんが『memori』を聴いてコメントを書いてくださった。光栄です。
あるコンピレイションCDの企画で「雨の夜と月の光」という曲を収録させてもらえないかとお願いしたら、すぐさま快くOKしてくれたGOMES THE HITMAN。それからしばらく経って山田稔明さんとたまたま電話で初めて話す機会があり、グルーヴィーなその曲の印象そのままの気持ちのよい人だなと思っていたら、何と14年ぶりの新作アルバム『memori』が出るという。さっそく聴かせてもらうと、そこには先週末に結成されたばかりのバンドのような瑞々しい彼らの音があった。学生の頃から好青年だったクラスの友人と久しぶりに再会したような感覚。懐かしい風に吹かれたような甘酸っぱい心地よさ、その蒼いフィーリングに胸が疼く。青春小説のようなタッチで紡がれる歌詞に耳を傾けていたら、ふとアズテック・カメラの“君に捧げる青春の風景”に夢中だった17歳の頃の心象がよみがえった。
橋本徹(SUBURBIA)
Posted by monolog at 20:24│
Comments(1) │
昨年リリースされたゴメスのアリオラ・イヤーズのボックス。タイトルの『lost weekend 〜』を見たとき、パッと頭に浮かんだのがSUBURBIAの橋本徹さんのお名前でした。『free soul』にはまだ発見されていない音楽に憧れる気持ちが流れていました。
けふもまたこころの鉦をうち鳴し
うち鳴らしつつあくがれて行く ー若山牧水
今年は橋本さんと電話じゃなくて手紙じゃなくて、お会いできるといいですね。いつか橋本さんの感性で選曲された『free soul〜GOMES THE HITMAN』
が聴きたいです。