開演と同時に僕と佐久間勉(サクちゃん)、それぞれのバンドのボーカリスト二人でステージへ。普段から仲良くしている2バンド、楽器の話や音楽、レコードの話、ほんと普通に友だちだから、その雰囲気でオープニングトークをしてみた。ちょうど1年前の秋、僕とサクちゃんとベースのたけ兄とで誘いあわせてJOY POPS(ストリートスライダーズのハリーと蘭丸のユニット)のライブを観にいったのが楽しくて思い出になっているから、ふたりでスライダーズの「帰り道のブルー」をカバー。ボーカリスト同士が本域の歌で最初から最後までずっとハモるのが気持ちいい。「これ楽しいのおれだちだけじゃ?」となったけれど。じゃんけんをして先行はハックルから。


ハックルベリーフィンはトリオ編成で最高のバンドだ。観るたびに思うし、昔はその強靭な演奏力を眺めて「対バンしたくないな…」と思っていたはず。でもこの夜は彼らの演奏を観て胸のすく思いがしたし、同世代で音楽をやめずに続けてきた同志として誇らしさを感じた。キーボード堀越が加わっての「TRY」、僕が入って「記憶」とこれまでやったことのないコラボレーションが実現したのが嬉しかった。
GOMES THE HITMANは『Ariola years』総集編のようなセットリストで夏の終わりを総括しました。「way back home」から始まり「光と水の関係」「ready for love」「何もない人」と『weekend』からのセレクト。20年経ってもこのアルバムはやっぱり特別。まちづくり三部作セットは「街をゆく」「太陽オーケストラ」、そしてアコースティックな「午後の窓から」へと続き「緑の車」「maybe someday」でエピローグへ。



ハックルベリーフィン3人、サクちゃんがエレキとボーカル、たけ兄がアコギ、ハジくんがパーカッションに加わって演奏した「手と手、影と影」はとにかく新鮮だった。10数年前に僕とサクちゃんとカスタネッツ元さんとでなぜかライブ打ち上げ後に朝までカラオケをしたことがあって、そのときに声を枯らしてしまった僕の代わりにカラオケで「手と手」を歌っていたサクちゃんを思い出した。時間はあっという間に経つ。さらにアンコールでは「雨の夜と月の光」を全員で。
下北沢CLUB Queは今年で四半世紀。20年前デビューしたときにマンスリーで自主イベントをやらせてもらったのは他でもないこのQueでした。ずっと店長を務めてきた二位さんは同じ佐賀出身ということもあって僕にとってはいいときも悪いときも声をかけてくれる兄貴分である。これからもずっとお世話になりたいし、恩返しをしたい。遠くから近くからたくさんのご来場ありがとうございました。
