
年始恒例、杉真理さんによる「吉祥寺の杉まつり」。2012年から始まったから今年で8回目、僕は初回からすべてに参加させていただいていますが、どんどんスケールが大きくなって前回なんかは終演まで7時間もかかるというモンスター級のイベントに。その長尺化の反省からか今年の杉まつりは最初からテンポよくスタート。伊藤銀次さん含めた「DOWNTOWN」「君は天然色」というメドレーはきらびやかで豪華でめまいがするほどでした。
今年は僕はまず弾き語りの時間を任せられたので、いつもとは違うことをしようと考えた。「一年の計は元旦にあり」ということでこの日歌うための新しい曲を書こうと思ったのです。これまで僕は「星降る街」を大晦日に、「my favorite things」を元旦に書いたりしましたが、そういう節目に作る曲っていうのは確固たる意思を孕んで大きな歌になる傾向があって、今年は新しい始まりの歌から歌い初めしたかった。で、結局1月1日だけでは足らずにライブ当日のお昼まで歌詞を書いていた新曲は、あらためて意思表明する選手宣誓のような歌になったから「new sensation」というタイトルをつけました(新しい感覚、宣誓とsensationの語呂合わせ?)。
「new sensation」と「手と手、影と影」を歌って、今度はハウスバンド紅茶キノコとのセッション。今回杉さんから熱烈なリクエストがあって演奏することになったのが「punctual punk song」。去年の春に僕がイベント「キチレコ」のために作った作品を、杉さんはいたく気に入ってくれてラジオで何度もかけてくれたり、バリ旅行に行った際にも「山田くん、今ビーチで山田くんのパンクを聞いてるよ」とメッセージをくれたり。とにかく杉さんがやりたいというのならやらないわけにはいかないのです。で、手練れ音楽家揃いのバンドでこの曲を演奏するのがとても楽しかった!みんな「パンク、楽しい!燃える!」と嬉しそうに演奏してくれてよかった。また来年もやったりして、定番化していくのでしょうか。僕も「punctual punk song」が名曲のように思えてきた。



1月2日は故 村田和人さんの誕生日。村田さんコーナーでも昨年リリースになった『ド・ピーカン』から「EVERYWHERE MAN」を歌わせていただいた。ここ数年は全国どこへ出かけても村田さんファンの方がライブに来てくださって「村田さんの歌を継いでください」と言っていただけることが光栄なのです。自分の出番が終わった後はお客さんと同じ気分。僕の後に歌った可憐な星野みちるちゃん、最年少のはずなのに貫禄のなかの綾さん、ブレッド&バターの岩沢さんはうちの父親と同い年か…、とその音楽的幅と世代レンジの広さに圧倒されながらステージを眺めました。種ともこさんのステージ「謝んなさいよ」では「山田くん、めんどくさいめんどくさい言ったことを謝りなさい」とステージに呼ばれ謝罪。フィナーレではステージでパーカッション賑やかし隊となり大団円。年始からたくさんのお客さん、あたたかい言葉をかけていただきありがとうございました。
打ち上げも楽しかったな。結局5時間半とかなり前年からシェイプアップされた杉まつり、そのおかげで打ち上げに残ることができた人が多かったのです。普段あまりお話する機会の少ない銀次さんとボブ・ディランの話ができて嬉しかったし、貴重な時間をいただきました。貴重なセッションも繰り広げられて…。結果、痛飲。杉さんに今年もお年玉をいただいてから真夜中に帰宅。2019年の始まり、あるいはようやっと終了した2018年か。また来年。
