第一部は明るいうちに大塚いちおさんとのトーク「大塚いちおの目」と題していちおさんの好きなものを巡っていく。いちおさんのイラストのアイデアソースが垣間見れて興味深かった。シンプソンズのコレクションは相当なものと見た。リラックスした会話を楽しみました。いちおさんとは住んでるところも近いのだけど、会うのはいつもツバメコーヒー。先日のテイラー・スウィフト公演では僕が初日、いちおさんは2日目を観劇しニアミスでした。長い付き合いになってきましたね。

とっぷり日が暮れて寒くなってきた。夜のライブの始まり。『00-ism』から順番に「夜明けまで」「愛すべき日々」「手と手、影と影」と続けました。リクエストを募ったときに「山田さんはいつも秋に新潟にきてくれるので秋冬の歌はたくさん聴けるのですが、夏の歌が聴きたい…」という、はたと膝を打つ意見をいただき、夏の風景をスケッチした「光と水の関係」を。そこから「光と水の新しい関係」へと季節が移ろうのが我ながら良いな、と思ったのでした。
いちおさんに登場してもらってのトークは、ストリートスライダーズの話に終始してみんなをポツンとほったらかしにしたかもしれませんが、こういう感覚も含めてツバメコーヒー的だなと思います。「かえりみちのBlue」というスライダーズの曲を、なんといちおさんとデュエットで味わい深いセッション。そして今年もいちおさんが敬愛する甲斐よしひろさん曲へのリクエストがあったので「最後の夜汽車」という曲を歌いました。良い曲。それまで知らなかった曲を唇に乗せるのは楽しいし面白い。いちおさん、歌まで歌うことになって、来年からはどうなっていくのでしょうか。



とてもささやかで距離の近い親密な集まりでした。集中力みたいなものもすごかった。前日の下北沢leteがとても好調だったので「のどが果てる前の最後の花火か…」という不安もあったのだけど、すごく気持ちよく歌えた。「小さなハートブレイク」を歌っているときに泣いている人が何人かいて、その涙がこっちにも跳ね返るようでした。「そばにあるすべて」もよく響いて、時を経て大きくなる歌の姿を実感。「sweet december」で締めくくり。とても充実した演奏ができました。
いつもは楽しい打ち上げが続くのだけど、僕は最終の新幹線で東京へ。いちおさんも次の街へ出発。みんな忙しいけど長い月日のなかでこういう年があったことを思い出すのもいいのではないでしょうか。来年はもう少し早い時期に、もう少し心地よいい気温の新潟に来たいなと思います。トークもライブも、遠くから近くからご来場ありがとうございました。最後に、ツバメコーヒーの6周年、おめでとうございます。一番後ろで聴いていた店主タナカさん、また来年もここで会えますように。
