
それぞれのディスクに追加されるボーナストラックも決定しました。
GOMES THE HITMAN:00-ism [mono/omni/ripple]
compilation of the works in 00’s(including some miscellaneous debris)
VPCC-86203/5,556円+税/デジパック仕様(CD3枚を1BOXに収納)/24Pブックレット収納
≪CD収録曲≫
『mono』(2002年2月17日発売)1.6PM intro
2.別れの歌
3.夜明けまで
4.目に見えないもの
5.言葉の海に声を沈めて
6.情熱スタンダード
7.笑う人
8.忘れな草
9.百年の孤独
10.表通り
-bonus track-
11.娘よ
12.water
『omni』(2003年7月24日発売)
1.sound of science
2.愛すべき日々
3.20世紀の夏の終わり
4.day after day
5.そばにあるすべて
6.california
7.carolina
8.それを運命と受け止められるかな
9.千年の響き
10.happy ending of the day
-bonus track-
11.fielder’s choice
12.三叉路から
『ripple』(2005年3月16日発売)
1.東京午前三時
2.ドライブ
3.手と手、影と影
4.星に輪ゴムを
5.RGB
6.bluebird
7.サテライト
8.夜の科学
9.明日は今日と同じ未来
-bonus track-
10.death valley ’05(sort of homecoming)
11.サテライト(early demo)
12.かげおくり
『mono』に収録されるボーナストラックは発売当時のインストアイベントで購入特典としてCDRで配布された2曲。「娘よ」はフォーキーな楽曲で、英語でタイトルをつけるとしたら「to my daughter」ではなくて「My Girl」みたいな感覚だと思う。ポチと暮らし始めた2001年頃に書いた曲です。「water」は初めてラップ的なものに挑戦した習作なのだけど、すごく好きな曲で、そのラップ部分の歌詞は「笑う人」のなかに組み込まれることになった。今改めて聴くとフィッシュマンズの「Weather Report」の影響もあるかな。2曲とも山田稔明自宅デモ。
『omni』は『mono』の反動でものすごくポップでアクティブな面がある。「day after day」や「carolina」、「california」に至ってはLAメタル/ミクスチャーロック的なギターの音も聞こえる(Jane's Addictionがリファレンスディスクでした)。ボーナストラックとして収録することになった「fielder's choice」は『omni』からのアウトテイクで、バンドでの化学反応を模索していたことがわかる軽快な山田デモ。一方で「そばにあるすべて」や「happy ending of the day」みたいな大陸的なスケールの曲が同居しているのも『omni』の特徴。「三叉路から」はその系譜の、後にインストア特典としてCDRで配られた音源。歌を聴いていると「おま、疲れてるなあ」と15年前の自分の肩をポンと叩きたくなる。
『ripple』は2005年にリリースされたバンドとしての現時点での最新作。『mono』の静謐さと『omni』の躍動感を兼ね備えた本作はCM使用効果も後押ししてロングセラーを記録した。2006年にはiTunes Music Storeでデジタルリリースされることになり、そのときに配信限定楽曲として作られた「Death Valley '05(a sort of homecoming)」をボーナストラックとして初CD化。アルバムのジャケット撮影で訪れたカリフォルニア州の砂漠の風景に触発されて書いた歌。ソニック・ユースにアメリカのカルト・カルチャーを切り取った「Death Valley '69」という曲があり、U2にはモーゼが海を2つに割る旧約聖書を下敷きにした「A Sort of Homecoming」という曲がある。「サテライト」の最初のデモは僕がひとりで演奏したもので、アルバム収録のストイックな8ビートのバージョンに比べてギターポップ的なサウンドで、今聴くと新鮮。「かげおくり」は『ripple』完成後に僕が書いた、バンドのネクストステージを見据えた曲だったけど結局目的地を見失ってしまう。新潟のスキー場のCM使用のために録音されたテイクをボーナストラックとして初公開。
ここ最近ずっとブックレット校正のために歌詞を読みながら『mono』『omni』『ripple』と向き合っていますが、なんとも濃厚な内容で、意識的に深呼吸をしたり、ため息をついたりしながら思いを巡らせています。ここに収められたのはGOMES THE HITMANが2000年代に為したすべての軌跡です。久しぶりに触れる人、初めて体験する人、ずっと聴き続けてくれた人、皆さんに対して平等に流れる3枚あわせて189分の時間です。どうぞ楽しみにしていてください。
