
『(500日の) サマー』のマーク・ウェブ監督最新作『さよなら、僕のマンハッタン』を4月の公開より一足先に観させていただいた。原題の『The Only Living Boy in New York』がサイモン&ガーファンクルの最後期の名曲「ニューヨークの少年」から引いてあるだけでもう僕にとっては魅力的な映画。ニューヨークを舞台にした青春劇、ルー・リード、ボブ・ディラン、かつてパティ・スミスが働いた古書店、机ひとつのアパートメントの部屋、セントラル・パーク、カフェやバー。その物語と風景に没頭。
登場人物たちが交わす会話がとてもテンポよくて面白く、生き物のように変化していく街のなかで翻弄されるニューヨーカーたちの営みが眩しかった。行ったことのないニューヨークに「いつの日か」と想い焦がれました。青春劇、と前述しましたが、あらゆる世代の交錯する感情を目の当たりにして、青春に年齢は関係ないなと思ったのです。もう一回大きなスクリーンで観たいと思いました。