

しばしの休憩を挟んだ後半トップにHARCOに呼び込まれてステージへ。さしたる事前打ち合わせもない、普段通りのおしゃべり。このテンポ感が心地いいなあと思う。HARCOとはふたりでこれまで下北沢、高知、新潟の燕市と新発田市、金沢と共演したから、この日ふたりだけで演奏した「月あかりのナイトスイミング」は旅を思い起こさせるものになった。R.E.M.の「Nightswimming」へのオマージュとして書いた曲だが、僕の大好きなHARCOの「ナイトハイク」も同じ曲に触発さえたということを知ったときは驚いた。
バンドと空気公団山崎さんが加わって空気公団の「レモンを買おう」を演奏。抑揚のあるメロディで歌うのが楽しい曲。そして「春のセオリー」を1年越しにまた同じステージで。歌詞が預言的と言われるが、もはや僕の手を離れて普遍的なポップソングになったその歌のフレーズを僕は客観的に眺めながら「ここでまた会おう」というリフレインにハーモニーを重ねていく。しみじみしました。年内もう1回くらい一緒に歌いたいな。4時間のステージを主役として、ホストとして八面六臂の活躍で切り盛りしたHARCOに喝采を。


アンコールではキャスト全員でHARCOの「BLUE × 4」で大団円、さらに予定外のダブルアンコールをHARCO一人で。20年のお祝いということで、終演後には古い友人知人にたくさん会えて嬉しかった。HARCOのライブレポートはこちらに。HARCO名義での残り半年、最後までたくさんの旅をすることでしょう。どこかでまた合流できたら一緒に歌いましょう。僕らは三叉路に立ち、地図を読む。ここで出会って、また手を振って旅の途中。そんな気分なのです。HARCOの歩んできた20年、そして青木義則の未来に幸あれ。(写真:祖父江綾子)
HARCOとのネットラジオ「あさってくらいの方角へ」前後編ともに公開中です。ぜひお聞きください。