
課外活動、大人の真面目な遊びとも言えるサトミツ&ザ・トイレッツ。2016年はCDをリリースしたりして景気の良いスタートの年でしたが、慌ただしい年の瀬に1年の締めくくりをサトミツさんやキンモクセイふたりの地元でもある町田まほろ座で行いました。なんと満員ソールドアウト、僕らが一番びっくりした。最初3曲しかレパートリーがなかったバンドですが、なんと2時間強のライブができるくらいに楽曲が増えてきた(全部トイレについての曲)。気負わず楽しく和やかなバンド、奇跡的なバランスで成り立っていて面白いのです。


まほろ座に出るのは2度目でしたが、ここは本当に快適なハコ。オープニングはクールでグルーヴィーな「THEO」、テオと読み、ギリシャ語で「神」という意味がありますが、内容はトイレの後は手を洗えと歌う啓蒙ソング。2曲目「パピエ」というのはフランス語で「紙」の意味。ボブ・ディランとトイレの融合を試みた「ディランならこう言うさ」、イトシュンが歌唱力を無駄遣いしている「流れてしまう君へ〜人生はトイレのようなもの」など、名曲/迷曲のオンパレードでした。もうなんというか、説明しづらいのでぜひ一度ライブを観てもらいたい。
休憩を挟んで後半は「今夜はCLEAN IT!」というラップに挑戦した意欲作。華麗に韻を踏みながらトイレ掃除の仕方を説明するMCWC(ダブさん:サトミツさんの別名)の未知数の可能性よ。「日本のトイレからこんにちは」という曲にいたっては2020年の国家プロジェクトに侵食しそうな気配すら漂います。なんでこんなにクオリティの高い楽曲群が育っているのか、やっている僕ら本人たちにはまったく自覚や責任感がありませんが、もしかしたら来年このバンドはすごいことになるかもしれません。年末忙しいときにたくさんのご来場ありがとうございました。ステージ上から見た客席はみんなニコニコしてゆらゆらと楽しそうに揺れていて、僕も最初から最後までずっと面白かったです。

