
先週末、土曜日の話。お昼の下北沢で写真絵本『ひなたのねこ』発売記念ライブを行いました。風知空知ではゲスト出演などはあったものの、しっかりと演奏するのは初めて。しかしスタッフ陣のケアも素晴らしく、音の感じもとてもよかった。リハーサルの時から気分よく風が吹き抜ける午後というのもよかった。今回のライブは満員御礼ということもあり出版元のミルブックスから大入り袋が出るめでたい公演となりました。

久しぶりに猫モチーフの歌を集めたセットリスト。「点と線」「猫のいる暮らし」はポチと暮らし始めて日記のように書きつけられた新しい日常の歌。愛猫ポチとの出会いのCD『饒舌スタッカート』のなかから「ねじを巻く」、そしてポチがいなければ書けなかった「東京午前三時」、ポチに捧げた「情熱スタンダード」。ちょっとどうかしてるくらいの猫への思い入れをお客さんはどう眺めたでしょうか。
サプライズゲストは近藤研二さん。もはや親戚のようなものです。翌日吉祥寺でのトークショーが決定したこともあって、まずは新曲「吉祥寺ラプソディー」からセッションスタート。「眠れねこねこ」「ポチの子守唄」は午睡の時間に柔らかに響いたでしょう。「日向の猫」での会場全体で奏でるラララのコーラスは美しくて感動的でした。


後半もずっと愛猫ポチにまつわる曲のオンパレード。ポチがいなくなったら…と先回りして書いた「夏の日の幻」、ポチがいなくなって歌い方が理解できた「些細なことのように」。新曲「ぼくのノート」のなかにもポチの面影がありました。本編最後は「small good things」、この日は『the loved one』楽曲をすべて歌ったことになります。まさにポチに捧げたアルバムなのだなあ。
アンコールでは再び近藤さんを呼び込んでセッション。「太陽と満月」で大団円となりました。近藤さんとは猫がきっかけで知り合ってから2年。しかしもっと昔から繋がっていたような不思議な縁を感じます。それが演奏にも現れていたように思いました。最後の最後、進んでいく時間を惜しむように僕が歌ったのは大学時代に作った未発表曲「あくび」、『pale/みずいろの時代』収録の選に落ちたレアトラックを。みんなのコーラスが可愛らしかったです。
写真絵本『ひなたのねこ』もたくさん旅立っていきました。ご購入、本当にありがとうございました。ぜひ本を手にした方でSNSをやってらっしゃる方は「#ひなたのねこ」というハッシュタグで写真を投稿していただけたら嬉しいです。丁寧に、心を込めて作ったこの本がひとりでも多くの人に届きますように。たくさんのご来場ありがとうございました。風知空知のスタッフの皆さんにも感謝。そして何より、今日の主役はぽっちゃん、おまえだったよ。ありがとう。長い一日、楽しい一日でした。


