昨日のこと、夏にチケットを取ってからずーっと楽しみにしていたライブ、オーストラリアのシンガーソングライターCourtney Barnett(コートニー・バーネット)のステージを観た。彼女の1stアルバム『Sometimes I Sit and Think, and Sometimes I Just Sit』は今年後半の僕の日々で鳴らされない日がなかったと言っても過言ではないくらい暮らしのBGMとなっていた、2015年ベスト3ディスクの1枚。もうなんだかいろいろ楽しみ過ぎて年甲斐もなく最前列でかぶりついて観た。
ギター、ベース、ドラムの3人編成はおそらくロックバンドとして理想の「単位」である。僕はきっと過度の期待をしてのぞんだはずだが、予想以上のロックコンサートは90分間ずっと楽しくてこのまま永遠に終わらなければいいなあと何度も思った。コートニー・バーネット、最初に買ったCDがNIRVANAの『Nevermind』、ペイヴメントやウィルコが好きだそうで(レモンヘッズのカバーなんかもやってる)、その少しルーズでささくれたバンドサウンドからは90年代を想起するような懐かしさもあるが、2015年にしか響き得ない新鮮さも兼ね備えている。躍動的なパフォーマンスも素晴らしかったが(バンドの演奏もよかった)、その魅力は歌詞にある、と感じる。ステレオで歌を流しているときに「ん?」と言葉の端っこに意識が引っかかって「今のところ、何って歌ってるの?」と歌詞カードを熟読しながら聴いたのはこのレコードが久しぶりだった(コナー・オバーストの去年の作品以来)。そのリリシズムに圧倒されたのは「Depreston」という曲で、この歌は僕の今年のナンバーワンソングになる予定。
終演後、幸運にもサインをもらうことができた。いつも「あ」っと目を引くTシャツを着ているコートニーにポチの顔イラストのBELL THE CATのTシャツをあげたらとても喜んでくれた。このライブを楽しみにして執筆とか推敲とかいろいろな雑務を乗り切ってきたところきたがあるので今は少し“ロス状態”なのだけど、とにかく音楽って素晴らしいなと思う夜。コートニー・バーネットにさら惚れ込んでしまいました。今日14時からタワーレコード渋谷でサイン会が行なわれるそうなのだけど僕はこれから新潟へ向かうので行けなくて残念。かわりに皆さんハロウィーンの渋谷へ出かけて言ってみてください。
