
昨日のこと、ずっと楽しみにしていた今年1月以来の久しぶりの武蔵小山。開演前にペットサウンズレコードに立ち寄って、長い長いあのアーケードをうろうろするのがいいのだ。アゲイン店主石川さんとも久々の再会、とても優しくて面白い方で会うとすぐに楽しい話が始まる。今回は僕が小説を上梓することにちなんで「小説・本」をテーマにした森陽馬さん(PET SOUNDS RECORDS)とのトークとライブで構成。当日券でのご来場も多くとても盛況な夜となりました。
小説についての話、登場人物のモデルとなったアーティストについて、昨年ポチが亡くなった翌週にアゲインで行われたライブを回顧したり自分の読書遍歴を紐解いたり、“音楽”が重要な役割を果たす小説として柴崎友香さんの『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』を紹介、ヨ・ラ・テンゴをBGMに当該箇所を朗読したりもしました。このイベントならではの饒舌なトークがとても楽しかったです。そして第二部ライブへ。
2015年10月23日(金)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン
“月あかりのナイトリスニング vol.7”
1.猫のいる暮らし(from『緑の時代』)
2.猫町オーケストラ(from『the loved one』)
3.アップダイク追記(from『neon, strobe and flashlight』)
4.オレンジ〜真実(from『GOMES THE HITMAN in arpeggio』)
5.言葉の海に声を沈めて(from『mono』)
6.my favorite things(from『the loved one』)
7.ポチの子守唄(from『the loved one』)
8.pilgrim(from『pilgrim』)
9.ユートピア(from『pilgrim』)
10.太陽と満月(from『the loved one』)
11.ブックエンドのテーマ(新曲)
EN.
12.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと(from『新しい青の時代』)


トークテーマに沿って『the loved one』の楽曲、本や小説が登場する曲を演奏。「言葉の海に声を沈めて」は今あらためて歌ってみると短い推理小説とかミステリーの趣きがあるのはポール・オースターを意識して書いたからだ、と思いだした。そしてソロ第一作目に収録の「pilgrim」と「ユートピア」が5年の時を経てまた新たな風合いと意味をまとい始めたことに歌いながら驚いた。ああ、この歌は2015年に繋がるのか、と。ライブ本篇は新曲で締めくくり、「どこへ向かうか」で軽快に大団円。声がよく伸びて気持ちの良い歌が歌えました。
終演後、持っていった小説が完売。購入できなかった方、申し訳ない。本日発送すぐにします。もうすでに読んだ人からもいろいろな感想をいただいて嬉しい。言葉は「乗り物」みたいだ、とMCで話しましたが、ファンの皆さんが言葉を探して詰まりながらも不器用に一生懸命思ったことを伝えようとする姿が美しくて感動させられる。今日から福岡と佐賀へ。今日も明日も明後日もたくさんの人に会えたらいいなと思う。
