【2001年12月17日】
病状は変わらないまま12月17日6回目の病院。また改めて毛を刈られ、薬がもうひとつ増えた。一週間様子を見ることになった。頻繁なコーミングが必要なのでノミ取り用のくしを買う。
診察料 ¥700
薬価料 ¥3,290
・・・・ 内訳
内服薬 ¥80×14
内服薬 ¥80×14
内服薬 ¥150×7
ノミ取り用コーム ¥315
===========計 ¥4,495
ポチがきちんとご飯を食べてくれることだけが救いだ。僕はこの時期次作のレコーディング真っ最中で昼過ぎに出かけて夜になっても帰らないという生活をしてたし、一日じゅうカラーをつけて不自由なポチをことを思うといても立ってもいられなくなったが、帰ってマンションのドアを開けると待ち受けて鳴き、撫でられるのを待ってる姿は健康な猫となんにも変わらない。
【2001年12月24日】
12月24日、クリスマス・イヴの日に7回目の通院。多少は良くなっててもやはり炎症部分の毛を刈られ、カラーも外さないように言われる。薬を2週間分もらってこの年最後の病院となった。せっかく少しずつ毛が生えてもすぐ刈られてポチはクリスマスだから、と買ってきたチキンみたいに肌があらわになっている。
診察料 ¥700
薬価料 ¥6,580
・・・・内訳
内服薬¥80×28
内服薬¥80×28
内服薬¥150×14
===========計 ¥7,640
レコーディングで深夜に帰宅する日々はなおも続き、ポチは多分1人で部屋で寝たり水を飲んだりご飯を食べたりまた寝たり玄関のドア越しの物音に耳をそばだてたりしてたはずだ。アクネという口のまわりの黒いぶつぶつは古い歯ブラシで擦ってやると以外とあっさり取れて、ポチもまんざらじゃない様子で喉を鳴らして口元を押し付けてくるので作業がはかどる。
大晦日のころになるとポチの皮膚の赤みも減ってきて、カラーを外してネズミおもちゃで元気に遊ぶ時間も増えてきた。僕はお寿司を食べて年末を堪能したあと、新年が明けたことを理由にコンビニにアイスなんかを買いに出かけ、ポチのために一番高い猫缶を買ってあげた。近所の神社で初詣もすました。ポチのこともよろしくお願いした。
2001年、ポチがうちに来てから約1ヶ月でかかった治療代は合計で53,985円なり。
【2002年1月7日】
1月7日、2002年初めての病院。前回くらいからケージに入るのをひどく拒むようになってきたのは病院が居心地の悪いところだということを明確に意識したのだろう。
長いことフーフー格闘してやっとケージに押し込め30分遅れていった僕に、先生は待ちに待った言葉を口にした。 「まあ、かなり良くなったみたいだし、カラー外してみましょうか。それで悪くなったからって『外していいって言ったじゃないか』って言われると困るんだけどね」と笑いながら。そしてここ数日のうちに口がすごく臭くなったことを訴えて薬を変えてもらった。 1日2回から1日1回服用の薬に変更。これでかなり僕もポチも楽になる。相変わらず炎症部分の毛は刈られるけれども。
診察料 ¥700
薬価料 ¥3,640
・・・・内訳
内服薬¥60×14
内服薬¥80×14
内服薬¥120×14
==========計 ¥4,550
カラーを外したポチは高いところに登ったり、久しぶりに四肢をリズムよく動かして走ったり、ソファを自分の城にして飛びまわった。見ていて気持ちいいくらい猫らしい。壁で爪をとがないかわりに僕のジーンズにまとわりついてきては爪を立てる。
猫トイレの砂は最初は紙の、トイレに流せるタイプのやつを使っていたのだけれども、最近はおからのトイレに流せるタイプに落ち着いた。濡れたところがすぐ分かってすごく手入れもしやすい。おからだけあって最初ポチは食べそうになったけれど今はなんの問題もない。
ようやく猫と暮らす醍醐味と言うか、喜びと言うか、そういう幸福感を実感できる日々が断絶することなく続く。まだ朝晩にむりやり薬を飲まされはするが、ポチは冒険心を全開にさせて動き回っている。ベランダから落ちそうになったり、朝寝てる僕に顔を押し付けてきたりする。
ずっと『猫の看病日記』という仮タイトルがついていたアルバムは『mono』というタイトルになって完成し、この時点で早くも次作のタイトルが『omni』と決定。
【2002年1月21日】
本当は朝から病院のはずがひどい大雨だったので病院に電話して午後の診察にしてもらう。せっかく早起きしたし、今日病院に行ったらまたポチは毛を刈られるだろうと思ってデジタルビデオカメラをセットしてビデオ撮影。これはその後編集され「目に見えないもの」のPVになった。
結局午後には天気はもっと悪くなり、ポチが入ったケージをビニールで覆って(自分はずぶ濡れで)病院へ。経過報告と薬を処方してもらう。毛も刈られる。
診察料 ¥700
薬価料 ¥3,640
・・・・ 内訳
内服薬¥60×14
内服薬¥80×14
内服薬¥120×14
==========計 ¥4,550
ポチは相変わらずかさぶただらけで、元気に走り回ってはいるんだけど、定期的にすごく大きな耳につく声で鳴くようになってきた。さかりだろうか。
1月31日G.A.P.C.というユニット用の曲を作るため自宅に数名のミュージシャンが集まる(この楽曲は後に「University of Love」として完成)。ポチは人見知りもせず愛想を振りまいているが、時折作業に支障が出るくらいさかりのついた声で鳴いた。
いよいよ 真剣に避妊手術について考え始めた。(続く)