過ぎ去った'00年代のことを回想するときに、個人的な音楽活動においてとても重要だった場所として高円寺のSALON by marbletronのこと思います。ちょうど10年前(!)の2000年「新高円寺ナイトクルージング〜フィッシュマンズに酔う夕べ」というイベントで初めてそこで歌を歌い、以降「仔猫ちゃんとお茶を〜または言ってみりゃ小沢健二を楽しむ夜」とか「ミュージック・マガジン・ナイト」とか理由をつけては弾き語りをするようになったサロン、僕らはそこをシンプルに“マーブル”と呼んで足繁く通ったものです。そしてここは、なにより僕の音楽キャリアのなかにおいては「猫町オーケストラ」と「夜の科学」というふたつのイベントが始まった場所として記録/記憶されることになります。当初30〜40人くらいのお客さんの前で、なんとなく始まってたくさんの歌とおしゃべりでやたら冗長な時間を共有するという「猫町オーケストラ」「夜の科学」は次第に規模が大きくなって最後には一度会場に入ったら身じろぎもできないくらいの空間へと膨張し、さらなるイベントの品質向上のために別会場へと場所を移すことになりました。
数え切れないたくさんの名シーンの舞台となった高円寺SALON/by marbletronが2010年1月いっぱいでクローズすることになりました。僕らにとって'00年代を象徴するランドマークだった場所に、抱え切れない感謝の気持ちをこめて手を振りさよならを言いたいと思います。'10年代の始まりに高円寺マーブルでの最後のライブをやろうと思って現在スケジュールを鋭意調整中です。
とても急な話で申し訳ないのですがイベント詳細をもう少しだけお待ちください。全員が座って観れるようなくらいの席数で、ちょうどこないだ福岡でやったみたいなアンプラグドな感じも含みつつリラックスした、それこそ2000年くらいにやってた感じの“live at SALON by marbletron”を考えています。