1993年のディズニー映画「ハックフィンの大冒険」を寝苦しい夜に観た。主演は幼いイライジャ・ウッド、可愛い。大学時代の先攻の授業のひとつがマーク・トゥエイン「ハックルベリーフィンの冒険」だったので、トム・ソーヤー/ハックフィンものには手が伸びてしまう。時期を同じくして「『民族』で読むアメリカ」という新書を読んでいたので、当時の奴隷制やタール漬けなどの拷問方法など史実に基づいた興味深い描写も多かった。
10年くらい前、インディーズ時代のアルバム・スリーブに僕は“down the rver to the sea”という散文を書いたのだが、そこには「僕らにはミシシッピ川や聖なるガンジスもない/僕の回りにはハックルベリーフィンもいないし/相棒のジムもいない」という記述があった。今ではほとんど聴き返すことのないCDだが久々に歌詞カードのこの散文を眺めてみて、時間がたっても憧れの対象は変わらないものだなあと思いました。
逃亡奴隷のジムが親友のハックに言った「みんなが正しいっていうことが必ずしも正しいとは限らない」という言葉がとてもいい響きだった。さて、これから準備して下北沢で歌を歌ってきます。