2005年02月15日

僕は黙っているよ

coast約1週間のアメリカ旅行から帰ってきて約1週間が経ちました。写真は後ろ髪を引かれるように遠い空から見下ろしたロサンゼルスの海岸線、『omni』のジャケット写真みたいな風景をこの目で見たかったのですがそれは次回に。

昨日は『ripple』アートワーク関連の入稿日、一日中断続的にコンピュータの前でやりとりしながら夜まで終わりなき文字校正。誤字や脱字による一生拭うことのできない後悔の回避は、ここでどれだけ目をしばしばさせて神経をすり減らすかにかかっている。ザルをふるっては目を凝らし金を探し続けるゴールドラッシュ時代の開拓者の気持ち(金鉱跡の景色を思い出し孤独で泣きそうになる)。インフルエンザで倒れたスタッフも病床から最後の力を振り絞りクレジットのあら探し。文字校正をやりきって、夜から夜深くまで吉祥寺にて大阪から来た友人にお土産とカリフォルニア話を押し付ける楽しい時間。

さて、果たして『ripple』のパッケージはトカゲを全面にフィーチャーしたスペーシー/アーシーなものになったのか、ビートルズその後の離散を象徴するアルバムのように真っ白なジャケットなのか、みたいないろんな想像も膨らませながら公開までもうちょっと皆さんには待って欲しいのですが、今回の息を飲むような撮り下ろしの写真で構成された20ページブックレットとそこに載る僕の歌詞、可愛らしい「ripple」ロゴや最後までこだわった紙質とか、これはもう足掛け8年のつきあいになるNRS516との共同作業だからなし得た愛すべき作品だなーと心から思うし、また頑固でかたくなに意見を曲げないNRS+僕を容認してくれた周りのスタッフにも本当に感謝しています。

音を完成させた後は「もうしばらく曲なんてできないしアルバムなんてしんどいからしばらくいいや」と必ず一回は思うのですが、音楽に対してジャケットなりブックレットなりの視覚的イメージが付加されるとまたすぐに新しいレコードを作りたくなるんですよね。『ripple』は良心的価格の2500円で2枚買っても5000円なので、みんな聴く用と見る用に2枚ずつ買ってもいいじゃないですか。

Posted by monolog at 09:47│Comments(5)│TrackBack(0) │

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この記事へのコメント
初めまして。毎日読ませていただいています。

山田さんの文章を一日一日読み進んでいくにつれ『ripple』のことが本当に待ち遠しくなってきて
これからの1ヶ月をカウントダウンしていく感じがなんだかすごく素敵なことのように思えてきました。
ゴメスは音楽とアートワークがぴったり符合していて、とてもこまやかな作業をされているんだろうなと
いつも感心させられます。いろいろ想像しながら待っていますので。旅日記も楽しみにしてます。
Posted by Luna at 2005年02月15日 14:50
そーですね!
Posted by KT at 2005年02月16日 12:49
普段グラフィックデザインの仕事をしているので、山田さんの日記から入稿前後の文字校正の苦労が身にしみてきます…おつかれさまでした!
どんなジャケットになるのか、待ち遠しい!きっと、音だけの時とはまた少し違って、作品として視覚的にパッケージされると、いろんな意味で完成したという感じがして、非常に嬉しくなって、普段の仕事でもわたしはいつも感動してしまいます。本当に楽しみです。
Posted by kaeru at 2005年02月16日 14:21
「ripple」心待ちにしています。2枚くらい買いますとも。
今回インストアイベントとかたくさんやって欲しいなあ。

部屋に「夜明けまで」のポスター貼ってあるんですが毎日
「夜明けまで」の空のつぶつぶを見つめる時間があるんです。
ジャケットも楽しみに1ヶ月後を待ちます!
Posted by リコ at 2005年02月16日 19:03
いろいろ期待していてください。

今回は音も写真もいろんな気持ちが渦巻いてる感じで
はやく僕も封を施されたパッケージを見たいです。
Posted by ymd at 2005年02月17日 13:47